材料 | A6061-T6他 |
寸法 | 500×φ120 |
数量 | 16セット |
納期 | 45日 |
用途 | 研究開発製品 |
加工方法 | 機械加工 複合加工 |
工程(技術) | マシニングセンタ 旋盤加工 ワイヤーカット |
対応領域 | 試作・小ロット生産 開発・設計 組み立て |
江戸っ子1号の深海8000メートル耐圧加工技術を応用して、千葉大学が進めているニュートリノ観測プロジェクト「IceCube」の検出器の一部を製作いたしました。
今回、ご依頼をいただいたそもそものきっかけは、「江戸っ子1号」の深海8000メートル実験成功のニュースをたまたま見ていて、「深海8000メートルが大丈夫なら、南極の氷中数千メートルもいけるだろう」ということ。実際の製作にあたっては、観測器内に収めるアンテナの電波観測を阻害しない材質であり、さらに水圧やマイナス20~30度の環境下に耐えられることが条件となりました。
本プロジェクトの日本グループリーダーである同大学准教授の吉田滋先生より大まかなイメージや図面をいただき、詳細設計や加工方法を弊社にてご提案させていただく中で、製品開発をご一緒させていただきました。
それでは、今回製作させていただいた検出器の一部をご紹介いたします。
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観測器のキャップの一部品。マシニングにて加工後にアロジン処理を施しています。
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観測機のエンドキャップ。マシニング加工後にアロジン処理を施しています。
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観測機内で使用するアダプタ用ブラケット。旋盤、ワイヤーカット後にマシニング加工を行って製作。
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特殊なアルミパイプに組み付け後の様子
2014年から2015年にかけて南極での実験が控えているとのことですので、是非ともニュートリノ観測プロジェクト「IceCube」にご注目ください!