明けましておめでとうございます。新年にあたりご挨拶申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
ここ数年の弊社の取り組み・チャレンジはまさに新しい時代へのチャレンジあると共に時代の潮流に沿っている事が確信出来ます。
37期に引き続き、38期も最終決算で利益を出す事ができ、6期連続で黒字化を達成することが出来ました。 近年、弊社・我々を取り巻く環境が日々、大きく変化して行く中、一進一退を重ねながらも確実に少しずつではありますが、成長・改革が進んでいる結果であります。 39期スローガンにも謳ったように利益を出して皆さんに還元して行く方針に微塵の迷いもありません。
スタッフの皆さんの生活環境も年々変化して行きます。どんな環境の変化においても、この会社を好きでいてくれ、お客様を大切にし、仲間を愛し、言い訳をせずに努力を重ねていく覚悟のあるスタッフが継続して働ける環境づくり・体制も整備して行く必要があります。 併せて、設備投資・定期採用・昇給・賞与・退職金制度・教育訓練・資格取得に限らず、弊社のスタッフがより輝いた人生を送れる場としてワクワクとした仕事にチャレンジ出来る場づくり・会社づくりを浜野製作所の皆さんと進めて行きたいと思っております。
スタッフ皆さんがこの会社を愛してくれる事・人柄・協力・気配り・頑張り・・・これが弊社の最大の強みです。しかしそれだけでは会社は儲かりません。 スタッフ同士で協力をしあい、助けあいながらも企業存続の最低条件である利益の確保・拡大の為にプロとしての厳しさを持つ事です。
利益が弊社の全てではありませんが利益がなくなる(お金がなくなる)と人は心の余裕を失い他人を気遣うといった弊社スタッフの最大の強みが揺らぎかねません。ですからきちんと儲けて皆さんに還元し皆さんの生活が豊かにならないと弊社の最大の強みが薄れてしまう・・・という事です。
外部への情報発信力・きれいな工場・スタッフの挨拶(出来ていない人もおりますが・・・)・対応力など・・・他社より秀でている要素が多々あります。今年も秀でた部分を更に磨きをかけ、おもてなしの心では他には負けない会社づくりをして行きましょう。
どんな仕事も必要があって存在しています。それを一生懸命にやり遂げると見えてくる本質があります。帝国ホテルでの客室係は、単にきれいにする事だけでなく「バスタブに入った時にお客様はどこを見ているのか?」その目線でトイレの裏側も磨かなくてはならないと指導を徹底しているそうです。世界の一流と言われる所以はほんの少しの心遣いと目線・気付きとそれを徹底してやり遂げる信念と実行力から成り立っている事を我々は忘れてはいけません。
2011年3月11日に起こった東日本大震災の時にはマネジメント側から指示がある前に帰宅困難者を次々に受け入れ、椅子を出し、毛布を出し、TVモニターや携帯電話の充電器を用意し、水や缶詰のパンを配り、総料理長は暖かい野菜スープを作って1人1人に配りました。従業員各自がその場でどうするべきかを判断し、迅速にどんどん動いた結果として帝国ホテルの「おもてなし」が全世界に広がり観光客が激減する中でもお客様が増えたそうです。これは東京ディズニーランドでも同じ状況だったようです。
要はマニュアルは基本中の基本として存在しながらもそれを取り扱う1人1人が真の目的をはっきりと頭と心に刻み日頃から行動に結びつけている・実行している組織こそが存在意義がある組織、求められている組織なのです。 世の中から必要とされていない組織・個人はいずれ消滅します。これはホテル業界・サービス業界だけに当てはまる事ではなく全ての商売に共通して言える事なのです。思いは大切ですが思いだけでは願いはかないません。覚悟と実行力こそが我々の未来・子供達の将来を決めるのです。
一昨年から何度も繰り返し申し上げておりますが今年はいろいろな意味からも自分自身が変わらなければなりません。覚悟と決意を新たに皆が積極的に意見を出し、チャレンジして行きましょう! 積極的にチャレンジした結果の失敗は良しとしましょう!チャレンジしない・出来ない・やらないいい訳ばかりをしているメンバーとは一緒に仕事をするつもりはありません。今後も利益を出して約束通り皆さんに還元して参ります。皆さんと共に「ここで働いて良かった!」と思える会社にしたいです。 幸せは与えられるものではありません。 自らが自らの手で掴み取るものです。 日々の仕事に追われながらも自身のため・家族のため・未来のため(子供達のため)にお互いに切磋琢磨して行きましょう!
2016年1月4日
株式会社 浜野製作所
代表取締役社長 浜野慶一