2026年 年頭のご挨拶|会長 浜野慶一

2026年、新年を迎えるに当たり会長として、年頭のご挨拶をさせていただきます。

2025年は政治、経済、科学、国際情勢、そしてスポーツや文化など、あらゆる分野で大きな動きがあった一年でした。日本初の女性首相誕生・大阪・関西万博の成功・ノーベル賞日本人ダブル受賞という明るいニュースがある一方で、政治の混乱・米騒動・物価高騰・熊被害・自然災害といった課題にも直面しました。国際的にはトランプ政権の復活により世界経済が揺れ動き、中東情勢も大きな転換点を迎えました。

ここ数年、既存の事業構造を変革させるべく、様々なチャレンジを重ねて参りましたが、ようやく、蒔いた種が芽を出し、幹が伸び、花が咲きかけています。

まだまだ課題は沢山ありますが、今年は今までのチャレンジを更に充実させ、花を咲かせ、実を付かせ、収穫出来る体制づくりの年にしなくてはなりません。

今年はより一層、大きな変革の年になると感じております。

企業は環境適応業です。
今を取り巻く環境だけでなく、時流(時の流れ)をつかむことも大切です。
追い風の時に攻めれば、少ない力で成果が出るでしょうし、向かい風の時は頑張ってもなかなか前に進めないということがあると思います。

2026年はうま年。

干支(えと)は「丙午(ひのえうま)」です。

 これは、十干(じっかん)の「丙」(ひのえ)と十二支の(うま)「午」が組み合わさった特別な年で、情熱や行動力、エネルギーを象徴しています。

丙午(ひのえうま)は60年に一度巡ってくる干支(えと)で、特に「強い運勢」や「エネルギッシュ」といったイメージがあります。

また、丙午(ひのえうま)生まれの人は独立心や挑戦心が高い傾向があります。

過去の丙午(ひのえうま)の年にはどの様な出来事が起きたのでしょうか?

<60年前の丙午(ひのえうま) 1966年の主な社会情勢>

  • 出生数の激減: 「丙午生まれの女性は気性が荒い」という迷信により、出生数が前年比で約25%減少(約136万人)。

  • ビートルズ来日: 日本中に熱狂的な旋風を巻き起こしました。

  • 国民的番組の誕生: 『ウルトラマン』『笑点』の放送が開始されたのもこの年です。

  • 日本の高度経済成長: カラーテレビ、クーラー、自動車が「3C(新三種の神器)」と呼ばれ、いざなぎ景気が始まり、生活が急速に豊かになった時期です。

  • 多摩ニュータウン着工: 都市化がさらに加速した年でもあります。

まさに、「古い迷信」と「新しい時代のエネルギー」が混ざり合った、転換期のような一年でした。
迷信の一方で、現代の日本のカルチャーやインフラの基礎が築かれた、非常にエネルギーに満ちた時代でもありました。

<120年前の丙午(ひのえうま) 1906年(明治39年)の主な社会情勢>

〜日露戦争後の国力増強と近代化の加速〜

前年に日露戦争が終結し、日本が列強(れっきょう。世界規模の影響力を持つ国々)の仲間入りを果たした直後の年です。国力をさらに高めようと、

インフラ整備や産業の近代化が急速に進められました。

<政治・経済>

  • 鉄道国有法の公布: 全国の主要な私鉄が国有化され、現在のJRの基礎となる全国的な鉄道網の整備が進みました。
  • 南満洲鉄道株式会社(満鉄)の設立: 大陸への進出拠点として設立され、その後の日本の対外政策に大きな影響を与えました。

<文化・社会>

  • 夏目漱石『坊っちゃん』発表: 日本文学史に残る名作が世に出ました。
  • 国産初のタイプライター開発: 事務作業の効率化が進み始めた時期です。

 

<180年前の丙午(ひのえうま) 1846年(弘化(こうか)3年・江戸時代)

〜幕末の足音、外圧と内憂の始まり〜

江戸時代後期、ペリー来航(1853年)の少し前です。

鎖国下の日本に、外国船が頻繁に姿を見せ始め、時代の大きな変化の予兆を感じさせる年でした。

<外交・政治>

アメリカの軍艦が来航: ペリー以前にも、アメリカ東インド艦隊司令官ビッドルが浦賀に来航し、通商を求めました(幕府は拒否)。開国への圧力が強まり始めた時期です。

<孝明天皇の即位>

幕末の激動期を過ごすことになる天皇が即位しました。

<社会情勢・自然災害と世情不安>

 この頃は天候不順や水害が多く、飢饉や一揆が頻発するなど、幕藩体制の揺らぎが見え隠れしていました。

こうして振り返ると、丙午(ひのえうま)の年は、良い意味でも悪い意味でも「現状維持ではなく、何かが大きく動くタイミング」であることが多いようです。

  • 1966年: 戦後復興から経済大国への転換点
  • 1906年: 近代国家としての基盤確立の時期
  • 1846年: 長い鎖国が終わりを告げる幕末の入り口

2026年の丙午も、後から振り返った時に「あそこが時代の変わり目だった」と思えるような、エネルギッシュな一年になるかもしれませんね。

「丙午」の年は、火の力が強いため、勢い余って周囲と衝突しやすい一面もあります。 大切なのは、「情熱を持ちつつも、冷静さを忘れないこと」

このパワフルな運気に乗って、これまで「やりたいけれど迷っていたこと」に勇気を持って一歩踏み出す年の様です。

昨年、お伝えさせていただいた事を少し抜粋して振りかえらせていただきます。

2025年はへび年。

昨年は困難があっても、紆余曲折しながら進むことや、しなやかに伸びる草木を表しています。

「巳」(み)は蛇のイメージから「再生と変化」を意味します。

脱皮し強く成長する蛇は、その生命力から「不老長寿」を象徴する動物、または神の使いとして信仰されてきました。

2025年の乙巳(きのと・み)には、「努力を重ね、物事を安定させていく」・「発展と再生」を意味し、努力が実を結ぶ勢いある成長の年」と言われています。

といった縁起のよさを表しているといえそうです。

 

以上から、2025年のへび年は次のような特徴を持つとされているようです。

1:これまでの努力や準備が実を結び始める、具体的成果が現れ出す。
2:再生や変化を繰り返し柔軟に発展、挑戦や創造的活動が促進される。
3:焦らず粘り強く取り組む姿勢、紆余曲折を経ても目標に向かう力が試される。
4:在来の因習的生活に終止符、新しい精神で新しい生活を切り開く機会。
5:知的好奇心が高まり、学ぶことを楽しむ、物事の本質を見抜く能力が強化。
6:しなやかに伸びる草のように、環境や状況に柔軟に対応し成長する。
7:翌年(丙午)に向けての力を蓄える年、大きな変革の前触れとなる可能性。

要は信じる・信じないというより、過去2千年以上、言い継がれてきたことには
なんらかの英智があるのではないかと感じます。
どう考え、どう自分に活かすかは、自分次第という事になります。

・「脱皮しない蛇は滅びる。」という哲学者・ニーチェの言葉があります。
・堅い木は強風で折れることがあるが、柳に雪折れなし、草は風で折れない。
 今までの自分に固執(こしつ)し過ぎないで、柔軟性をもって、変革の年にする事が

今年のミッションになります。

ここまでが昨年の振り返りになります。

今年、2026年は浜野製作所は50期を迎えます。

以前に何度かお話をさせていただきましたが、企業が10年以上生き残る可能性は、6.3%に過ぎません。

逆に言えば、93.7%の確率で倒産しています。

30年後には99.975%の企業が姿を消します。

要は創立30周年を超える会社は全体の0.025%しかない・・・と言う事になります。

つまるところ、会社が潰れることは「普通」の事なのです。

 

言い方を変えると「時代の変化に対応出来なければ、どの会社もいずれ倒産する」というわけです。

恐ろしい話ですが、それが現実です。

「会社」も「人」も変わらざるを得ないと生きていけない時代になっています。

どんなに出来ない理屈を並べてもお客様からのご要望に対応出来なければ次の注文には繋がりません。

実際に中小中堅企業の倒産理由の約70%は販売不振によるものです。

販売不振の大きな原因はお客様の不満です。

要は買ってもらえない・・・と言う事。

技術の質・製品の質・品質・サービスの質は当たり前ですがその他、この会社に頼みたい!

ここが他社との差別化になり・価値になる訳です。

 

2026年は今まで蒔いて来た種が芽を出し・花を咲かせ・実を付ける時期になります。

50年もの長きに渡りものづくりの基盤技術・経験を積み重ねて来た弊社の強みを

社会の問題解決や世の中の役に立つ事が弊社の存在意義になります。

社会・世の中から必要とされる企業は永遠に生き残ります。

浜野製作所にはその力があります。

スタッフの皆さんの思いと力と努力と協力で存在意義のある会社にして行きましょう!

 

以上、2026年,会長としての年頭所感と致します。


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