2025年1月6日
株式会社 浜野製作所
代表取締役会長 浜野慶一
2025年、新年を迎えるに当たり会長として初めての、年頭のご挨拶をさせていただきます。
昨年は年明け早々に、不幸にも大きな災害・事故が発生してしまいましたが、
今年は穏やかな年明けになりました。
昨年、2024年は岸田総理→石破内閣に変わり、衆議院議員選挙で連立与党が過半数割れし、国内の政局が大きく変化してしています。
また米国の大統領選挙ではトランプ氏が当選を果たし、今月末、1/20に第47代アメリカ大統領に再就任致します。
ロシア・中国・北朝鮮・中東・アラブの政治・力関係も何らしかの形で、我々の事業活動や生活に影響がある事は間違いの無い状況で、不透明さが更に増しております。
浜野製作所としても大きな変化があった年でもありました。
昨年の10月・第48期~31年間、浜野製作所の二代目社長を担わせていただいた浜野が会長職へ・・・、小林社長が就任し、新たな体制の下、新生浜野製作所がスタート致しました。
ここ数年、既存の事業構造を変革させるべく、様々なチャレンジを重ねて参りましたが、ようやく、蒔いた種が芽を出し、幹が伸び、花が咲きかけています。
まだまだ課題は沢山ありますが、今年は今までのチャレンジを更に充実させ、花を咲かせ、実を付かせ、収穫出来る体制づくりの年にしなくてはなりません。
企業は環境適応業です。
今を取り巻く環境だけでなく、時流(時の流れ)をつかむことも大切です。
追い風の時に攻めれば、少ない力で成果が出るでしょうし、向かい風の時は頑張ってもなかなか前に進めないということがあると思います。
2025年はへび年。
十二支(じゅうにし)でいうと「巳(み:へび)」年、十干(じっかん)では「乙(おつ:きのと)」の年となり干支(えと)は「乙巳(きのと・み)」となります。
困難があっても、紆余曲折しながら進むことや、しなやかに伸びる草木を表しています。
「巳」(み)は蛇のイメージから「再生と変化」を意味します。
脱皮し強く成長する蛇は、その生命力から「不老長寿」を象徴する動物、または神の使いとして信仰されてきました。
2025年の乙巳(きのと・み)には、「努力を重ね、物事を安定させていく」・「発展と再生を意味し、努力が実を結ぶ勢いある成長の年」と言われています。
といった縁起のよさを表しているといえそうです。
その様な中、浜野製作所の変わらないミッションは「良い会社」にして行く事です。
良い会社にして行く活動は誰の為の活動なのでしょうか?
合わせて良い会社にして行くのは誰なのでしょうか?
答は勿論、皆さん方、ご自身です。
良い会社にして行くのは浜野製作所でお働きをいただいているスタッフの皆さんの為です。
・・・ですから皆さんご自身が当事者として関わっていただかなければなりません。
あれがイヤだ・これは出来ない・やらない・・・と言っている間に時はどんどん過ぎて行きます。
気が付いたら誰も幸せになれていない会社で良いのでしょうか?
昨年・一昨年の年頭所感でもお話を致しましたが企業が10年以上生き残る可能性は、6.3%に過ぎません。
逆に言えば、93.7%の確率で倒産しています。
30年後には99.975%の企業が姿を消します。
要は創立30周年を超える会社は全体の0.025%しかない・・・と言う事になります。
つまるところ、会社が潰れることは「普通」の事なのです。
言い方を変えると「時代の変化に対応出来なければどの会社もいずれ倒産する」というわけです。
恐ろしい話ですが、それが現実です。
「会社」も「人」も変わらざるを得ないと生きていけない時代になっています。
どんなに出来ない理屈を並べてもお客様からのご要望に対応出来なければ次の注文には繋がりません。
実際に中小中堅企業の倒産理由の約70%は販売不振によるものです。
販売不振の大きな原因はお客様の不満です。
要は買ってもらえない・・・と言う事。
技術の質・製品の質・品質・サービスの質は当たり前ですがその他、この会社に頼みたい!
ここが他社との差別化になり・価値になる訳です。
この会社と仕事がしたい!と感じていただける会社の文化・風土・しっかりとした挨拶・3Sの行き届いた職場・皆さんご自身が笑顔で働いている職場・皆さんが安心して働ける職場・それに伴った会社の制度や取り組みなど・・・会社で行っている一挙手一投足の全てがこの会社と仕事をしたい!・・・と言う思いに繋がる事を忘れてはイケません。
やらせていただくのであれば気持ちよく・前向きにやらせていただいた方が頼む側は嬉しいしやり易い。
お願いし易い会社にはまたお願いしたい・・・と言う極めて単純且つ当たり前の理論で商売は成り立っています。
この当たり前の事が日頃より出来ているか?いないか?・・・で会社の成長は変わり皆さんの未来(収入・生活)は変わります。あるプロスポーツのスカウトをやっていた方が以前、こんな事を言っておりました。「選手をスカウトする時は、もちろんスポーツなので身体能力や過去の成績をチェックしますが、それだけではありません。素行が悪い選手はリストから外します。それは、あらゆる場面で言動に現れるので・・・。
そして、準備を怠らない選手をリストアップします。
例えば、練習が始まる何時間も前に来て、ストレッチをする選手や試合会場の隅々まで見て回ってプレーに影響がないかを気にするような選手です。
中心選手になれなくてもそういう選手は必ずどこかで貢献してくれることがあるものです」。
この話からわかるように、素行が良い=人としてやるべきことをやり、やってはいけないことをしない人、準備を怠らない人をプロ意識も持っている人と見ることができます。
考え方は様々です。
良し悪しではなく、あらゆる人が私はこう考える、というものを持っていていいのです。
人が集まって働く組織においてもその組織の考えがあります。
1:浜野製作所の目指す3つの方向性
2:基本的な活動の推進
3:会長の役割り CEOとは
4:具体的な会長の実務
5:会社が成長する上で今年も大切にして欲しい事
2025年は今まで蒔いて来た種が芽を出し・花を咲かせ・実を付ける時期になります。
48年もの長きに渡りものづくりの基盤技術・経験を積み重ねて来た弊社の強みを社会の問題解決や世の中の役に立つ事が弊社の存在意義になります。
社会・世の中から必要とされる企業は永遠に生き残ります。
浜野製作所にはその力があります。
スタッフの皆さんの思いと力と努力と協力で存在意義のある会社にして行きましょう!
浜野製作所は
1:スタッフと家族が安定した生活と心豊かな人生を送るため
2:お客様に喜んでいただける志の高い最高のものづくりをするため
3:社会の課題を解決するために
存在する企業です。
皆がお互いに協力し切磋琢磨し笑顔あふれる日本一人間関係の良いキラキラした会社にしましょう!
以上、2025年,会長としての年頭所感と致します。