2020年 年頭のご挨拶

昨年、2019年の流れを簡単ではありますがまとめてみました。

2019年 浜野製作所内として
・定期新卒者 3名採用
・5/10 O2グループとの資本業務提携
・6/27 NY国連本部で浜野製作所の活動を報告
 (国連の冊子に弊社・Garage Sumidaの紹介(日本では唯一)と公式レポートに掲載)
・就業規則の改変
・賃金テーブルの整備
・給与改定
・10/1より組織改変(部長・リーダーの改変や会議の見直し)
等々・・・。
ここ数年はインフラ(社屋・設備)に対する積極的な投資をして来ましたが
2019年は「社内の環境整備」に力を注いだつもりです。

2020年、今年の干支(えと)は庚子(かのえね)です。
ちなみに前回の庚子は1960年(昭和35年)です。
この年は日本でカラーテレビ放送が開始された年でありキリンビールが初めて缶ビールを発売した年でもある様です。

十二支(じゅうにし)は子年(ねどし)です。動物で言うと“ねずみ”ですね。
よく「今年の干支(えと)はいのしし年とかねずみ年」という言い方をしますが、本来、干支(えと)は「十干」(じっかん)と「十二支」(じゅうにし)を組み合わせたものを指します。

十干:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
十二支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

まず初めに、干支(えと)というと子(ねずみ)とか丑(うし)が思い浮かびますが、これは正確には十二支(じゅうにし)であって干支(えと)ではありません。
干支(えと)は、“干”(え)にあたる十干(じっかん)と、“支”(と)にあたる十二支(じゅうにし)を組み合わせたものです。

2020年は、十干(じっかん)が庚(かのえ)で、十二支(じゅうにし)が子(ねずみ)ですので、干支(えと)は庚子(かのえね)となります。

2020年の干支(えと)・庚子(かのえね)
庚(かのえ)は 十干(じっかん)の7番目。
植物の成長に例えると、成長を終えた草木が次の世代を残すために花や種子を準備する状態を表します。

子(ね)は十二支(じゅうにし)のトップバッター。
植物に例えると、固い種に押し込められていた生命が、新たに芽生えて、いろいろな方向に育ち始める状態です。
子(ね)の年は、さまざまなことが新しく始まる局面であり、
個人は、自分の軸となる価値観を持って進む
組織は、新たな局面に対応できる人材の育成・活用に取り組む
と良い年と言われています。
過去の成果から引き継ぐべきものを維持しつつ、新たな環境や局面に向けて体制を整えていくと良い年だということが分かります。

庚子、かのえ・ね・・・そろって意味していることは、新しい時代、新しい自分への変化を遂げていくということになりますね。

今年(2020年)は
・米中貿易摩擦
・消費税増税後の個人消費影響
・韓国関係
・自由貿易の加速
・東京オリンピック開幕(オリンピック閉幕後の影響)
・イギリスのEU離脱
・働き方改革が本格始動
・・・など企業活動に対しては非常に不透明な年になり昨年の景気動向に比べるとかなりの落ち込みを見込んでいる大手企業も多くあります。
2008年の子年(12年前)はアメリカのリーマンブラザーズが破産しリーマンショックが起こり景気が大きく落ち込んだ年でもありました。
1996年(24年前)はイギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃が離婚
1972年(48年前)はあさま山荘事件が起こっています。
この大きな変化且つ先の見えない不透明な時代だからこそ我々に大きなチャンスがあると思います。

以前より浜野製作所は3つのテーマ・方向性を持って活動をしています。

1:ものづくりの情報の上流からコミットする
2:下請け体質からの脱却
3:社内外の強みとネットワークの活用

浜野製作所は単なる部品をつくる部品加工業・製造業ではなく多くの方々に弊社の取り組みや活動・考えに共感していただき人の役に立つ・社会課題を解決する・付加価値の高い・志の高いものづくりをする企業になりたいと思っています。
合わせて額に汗して頑張ってくれるスタッフが豊かな生活を送れる会社にしなければなりません。
(頑張った人が豊かになるシステム・仕組みをつくらないといけない。頑張っていない人も含めて皆、均等・・・と言うのはある意味不公平であると考えます)
また若手スタッフが最前線で活躍出来るのと同時に経験のあるスタッフの方々の知見・経験などを大いに活用できる環境を作って行かなくてはなりません。

今年の箱根駅伝は2年ぶり、5度目の総合優勝は青山学院大学。
当初は我が母校の東海大学が優勝候補でしたが結果として青学が優勝しました。
以前は箱根駅伝にさえ出場した事のない学校でありましたが何故、その青山学院がこの様な優勝常連校になったのか?なれたのか?

「強いチーム」をこう定義付けしています。

・指示を出さなくても部員それぞれがやるべき事を考えて実行するチーム

指示待ち集団ではなく「考える集団」になった事が青山学院が箱根駅伝で活躍する最大の要因です。

しかし皆が考え・動くには基礎・基本が出来ている事が必要最低条件になります。
ただただ皆のやりたい様に・思う様に・好きな様に動く為には基本が出来ていて初めて成り立つ事です。
ここが出来ていない状況で各自が好き勝手にやると組織は崩壊します。

自分達の置かれている状況やチームの状態・ケガ人や体調不良のメンバーの状況を確認し日々の状況に合わせた練習メニューをこなしていた様です。
それはチームの状態をいつも分かっているキャプテンやマネージャーの役割り。
厳しい練習が終わった夜にはしっかりとMTGをしてそれぞれの意見を聞き自らも意見をして次の日の練習に繋げる。
これは日本代表ラグビーチームも同じだった様です。
とにかく体力勝負の世界なので練習終了後、夕食をとってまたトレーニングをして・・・ではない様です。

しっかりと頭を使って何をするべきか?を考える時間を日々、取る事が非常に大切な作業になっている様です。

・・・なので会社に入っても青学の駅伝部出身のメンバーはどんどん出世して責任ある仕事を任され国内外で活躍しています。

43年の長年に渡りものづくりの基盤技術・経験を積み重ねて来た弊社の強みを社会の問題解決や世の中の役に立つ事が出来れば弊社の存在意義は確実にあります。
社会・世の中から必要とされる企業は永遠に生き残ります。
スタッフ全員の思いと力と努力と協力で存在意義のある会社にして行きましょう!

毎年恒例ながら各業界で活躍されている方々の一言を添えて2020年・年頭の所感とさせていただきます。

・成功の秘訣?それは大きなビジョンが持てるかどうかだけだよ。
・切羽詰まったときにこそ、最高の能力を発揮できる。
(マイクロソフト創業者:ビル・ゲイツ)

・最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ。
・試練なんて黙っていてもやってくるものなんです。
・七割の勝算があれば戦います。
・人生には幾つかの重要な分岐点がある。そこでどの様な選択をするかで後の人生は大きく異なる。迷った時はより明るい選択・より前向きな選択・より厳しい選択をした方が良い。
・願い続ける事。考え続ける事。努力し続ける事。そうすれば成功は訪れる。
・うなされる様な情熱なしに大きな夢は成し遂げられない。
・己の弱点を認識しつつ己の強みを最大限に活かす事。これが成功の秘訣だと思う。
・諦めてはならない。その時点で成長は止まる。夢に向かって挑戦し続けている時、
 人は人生を楽しめる。
・坂道はいかに苦しくても登っている時が一番楽しい。
・挑戦する事によって見えてくる景色がある。
(ソフトバンク創設者:孫正義)
・すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれをみつけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。
(アップル社創業者:スティーブ・ジョブズ)

・一日一日を懸命に生きれば、未来が開かれていく。将来を見通すということは、今日を努力して生きることの延長線上にしかない。
(京セラ創業者:稲盛和夫)

・仕事というのは、やめなければ本物になる。続ければ、必ずものになる。
(セコム創業者:飯田亮)

・下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。
・出世の道は信用を得ることである。
第一の条件は正直でなければならぬ。あの人には気を許すことができないと言われるようでは、信用は得られぬ。
第二の条件は礼儀を知っていることである。粗暴な言辞、荒っぽい動作では、これまた信用は得られない。
第三の条件は物事を迅速、正確に処理する能力があるかどうかである。頼まれた仕事を催促されるようでは、やはり信用は得られない。
(阪急電鉄創業者:小林一三)

•大きく声を出していつも元気にニコニコしていれば、大抵のことはうまくいく。
(アサヒビール元社長:樋口廣太郎)

・批判は、事が行われている時にすべきである。いつでも事がすんでから批判するくせをつけてはいけない。
(毛沢東)

・「負けました」といって頭を下げるのが正しい投了の仕方。辛い瞬間です。でも「負けました」とはっきり言える人はプロでも強くなる。これをいい加減にしている人は上に行けません。
(谷川浩司九段:プロ棋士・史上最年少名人)

・運の良さというのは実力の一部でね。運がいいだけのような人物に見えても、実はその運を掴むためには、いろいろと日頃の修練をしているものです。 
逆に運の悪さというのは、一度ならまだしも、二度三度となると、どこか欠陥があるものです。他人に対しては、「あの人は運が悪いから」と同情してもいいけれども、自らに対しては「なぜツキがないか」を検証する姿勢が必要ですね。
(堺屋太一)
・「仕事をずっとやっていると、仕事の効率がいい人とか頭がいい人とかいうよりも、一生懸命さのある人と組んだほうが何よりもほんとうにいい仕事をできる、と分かってきます。
真剣にやっている人の仕事は、たとえ未熟だとしても気持ちがいいし、やはり、一目おく価値があります」
(著名な音楽プロデューサー)

浜野製作所は
1:スタッフと家族が安定した生活と心豊かな人生を送るため
2:お客様に喜んでいただける志の高い最高のものづくりをするため
3:社会の課題を解決するために
存在する企業です。
皆がお互いに協力し切磋琢磨し笑顔あふれる日本一人間関係の良いキラキラした会社にしましょう!

良い会社とは・・・。
①企業の理念が明確であり
②顧客や取引先、地域社会からの信頼も厚く
③スタッフが生き甲斐や使命感・誇りを持って働き
④どんな環境変化に直面しても雇用を守り
⑤永続して利益を出し続けスタッフに還元し続ける
会社だと考えています。

この様な会社にする為には皆さんの毎日・毎日の心がけや思い・意識・協力が必要です。誰かに任す・誰かがやってくれる・俺は知らない・やらない・・・ではなく自らが当事者・この思いを実現させる一員となって行動して下さい。
各人一人一人の心がけで会社の文化・風土・未来は変わりそして皆さんの将来が変わります。