2019年 年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。
2019年、新年を迎えるに当たり年頭のご挨拶をさせていただきます。

昨年、2018年も弊社にとって大きな変化の年になりました。
ここ数年の大きな動き・流れを改めて報告致します。

★2017年
・新社屋完成に伴い板金工場を統合
 −レーザーNCT複合機導入
 −デジタル工作機器をプレス棟2Fへ移動
 −板金部門に属していた 実務を金型部門へ(スタッフの異動も含む)
 −プレス棟1Fにあったワイヤーカット・MCを旧板金工場1Fへ移動
 └複合NC旋盤も新設
 −品質管理部を製造本部内へ。
 └品質管理業務・品質管理体制の集中化を図る目的で梱包部門を営業企画部付きへ。合わせて品質管理業務と梱包業務の作業場を分離。
・今期より休日を112日/年→115日/年 
・海外案件取得の為の布石

★2018年
・新Garage Sumida開設により設計案件増ながらもキャパオーバー気味
・売上げ対前年比27%UPながらも目標予算未達成
・新社屋/新設備/設備更新/リフォーム/機械移設などによる減価償却費増
・経済産業省を始めとする中央省庁からの受賞・表彰多数
・18’6’15 天皇陛下行幸
・旧板金工場のリフォーム、プレス工場照明LED化、看板・防音壁の整備・機械移設 、板金設備更新(ベンダー) 等々・・・。

ここ数年は社内インフラ(社屋・設備・人材)に対する積極的な活動と同時に対外的な活動にも力を入れて来ました。我々を取り巻く大きな環境変化に対応するべく体制づくりの元を作って来ました。

2019年の干支は一般的には「亥」・いのしし。しかし正確には己亥(つちのとい)と言うそうです。十干の「己」と十二支の「亥」にあたる年。1959年・2019年・2079年など、西暦年を60で割った時に余りが39になる年が己亥の年となる。己(つちのと)は、十干(じっかん)の6番目。植物の成長に例えると、草木が成長を終えて姿が整った状態を表します。

亥(い・いのしし)は、十二支の最後にあたり、植物に例えると、草や花が枯れ落ちて、植物の生命が引き継がれて種の中にエネルギーがこもっている状態です。

己、亥の状態を人間や組織に当てはめると、己は、完成した自己や成熟した組織が、それまでの主義・規律・秩序 などを見直し、次の段階を目指す準備をする年。

亥は、個人は知識を増やす、精神を育てる、組織は人材育成や設備投資、財務基盤を固める、今年は内部の充実を心がけると良い年だということのようです。

己、亥、そろって意味していることは、内なる充実をはかり、次のステージの準備をする年ということのようです。
ということで2019年はインプットをいつも以上に意識して、2020年以降の新たな展開につなげられるようにしたいものですね。まさしく第42期のテーマとして宣言した「社内環境の整備」の実行の年になります。

時代は我々が思いもよらぬスピードで変化しています。日本の高齢化の進行のスピードは世界でも類をみないほど早く、2020年、約3人に1人が高齢者となり、2030年には約3軒に1軒が空き家になると予想されています。

そして2060年、高齢者比率はなんと40%以上に達し、「ほぼ日本人の半分が高齢者」という時代が訪れます。(一般的に65歳以上の方を高齢者と言うそうです。 65~74歳を前期高齢者ヤングオールドと言うそうです) ひと昔前の高齢者・・・のイメージは全くなく歳を重ねた方々も自身の体や生活、 取り巻いている環境に沿った形でお力をお貸しいただきたいと願っておりますし、高齢者ではない皆さんも取り巻いている環境や状況は年々変化しているはずです。 どんな環境変化の時代においても高い志と仲間や家族・お客様を思うものづくりをしていく会社である為に浜野製作所は存在しなければなりません。

江戸幕府を開いた徳川家康は平均寿命が30~40歳と言われた江戸時代、75歳まで生きました。 ちなみに豊臣秀吉は62歳、織田信長は49歳です。 戦国時代という過酷な時代を生き抜いたことを考えると驚異的な年齢です。 長寿の秘密は食生活にあったようですが、それ以上に「いつかは天下をとりたい」という夢があったことが大きいと思います。

徳川家康が江戸幕府を創設したのは60歳の時です。カーネル・サンダースがケンタッキーフライドチキンを創業したのは65歳の時です。何歳になっても夢はかないます。年齢を重ねた後も、夢を持ち続けることはとても大切です。

聖路加国際病院理事長の日野原さんが100歳の時におっしゃっていた言葉です。「歳をとってから苦手なことに挑戦すること」が元気でいられる秘訣だと言い、 ミュージカルにも出演されていました。100歳からSNSのフェイスブックもはじめ、フェイスブックを活用して考え方・生き方を伝えておられました。私たちも何歳になっても「夢」に向かって歩いていきたいものです。

★今年(2019年)
・消費税増税(8%➝10%へ)
・新天皇の即位
・自由貿易が加速
・五輪準備本格化
・働き方改革が本格始動
・統一地方選&参院選
・G20が大阪で国内初開催
・ラグビーワールドカップ開催
・年始には株安/円高 ・・・など大きな変化の年になりそうです。

一見すると我々には関係のない出来事に見えますが、多かれ少なかれ我々の実生活にも影響を及ぼす出来事になるはずです。

この大きな変化の時代だからこそ我々、浜野製作所は常に3つのテーマ・方向性を持って活動をしています。

1:ものづくりの情報の上流からコミットする
2:下請け体質からの脱却
3:社内外の強みとネットワークの活用

浜野製作所は単なる部品をつくる部品加工業・製造業ではなく多くの方々に弊社の取り組みや活動・考えに共感していただき人の役に立つ・社会課題を解決する・付加価値の高い・志の高いものづくりをする企業になりたいと思っています。

合わせて額に汗して頑張ってくれるスタッフが豊かな生活を送れる会社にしなければなりません。(頑張った人が豊かになるシステム・仕組みをつくらないといけない。頑張っていない人も含めて皆、均等・・・と言うのはある意味不公平であると考えます)

また若手スタッフが最前線で活躍出来るのと同時に経験のあるスタッフの方々の知見・経験などを大いに活用できる環境を作って行かなくてはなりません。

42年の長年に渡りものづくりの基盤技術・経験を積み重ねて来た弊社の強みを社会の問題解決や世の中の役に立つ事が出来れば弊社の存在意義は確実にあります。社会・世の中から必要とされる企業は永遠に生き残ります。 スタッフ全員の思いと力と努力と協力で存在意義のある会社にして行きましょう!

毎年恒例ながら各業界で活躍されている方々の一言を添えて2019年・年頭の所感とさせていただきます。

・成功の秘訣?それは大きなビジョンが持てるかどうかだけだよ。
・切羽詰まったときにこそ、最高の能力を発揮できる。
(マイクロソフト創業者:ビル・ゲイツ)

・最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ。
・試練なんて黙っていてもやってくるものなんです。
・七割の勝算があれば戦います。
・人生には幾つかの重要な分岐点がある。そこでどの様な選択をするかで後の人生は大きく異なる。迷った時はより明るい選択・より前向きな選択・より厳しい選択をした方が良い。
・願い続ける事。考え続ける事。努力し続ける事。そうすれば成功は訪れる。 ・うなされる様な情熱なしに大きな夢は成し遂げられない。
・己の弱点を認識しつつ己の強みを最大限に活かす事。これが成功の秘訣だと思う。
・諦めてはならない。その時点で成長は止まる。夢に向かって挑戦し続けている時、人は人生を楽しめる。
・坂道はいかに苦しくても登っている時が一番楽しい。
・挑戦する事によって見えてくる景色がある。
(ソフトバンク創設者:孫正義)

・すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれをみつけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。
(アップル社創業者:スティーブ・ジョブズ)

・一日一日を懸命に生きれば、未来が開かれていく。将来を見通すということは、今日を努力して生きることの延長線上にしかない。 (京セラ創業者:稲盛和夫)

・仕事というのは、やめなければ本物になる。続ければ、必ずものになる。 (セコム創業者:飯田亮)

・下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。
・出世の道は信用を得ることである。 第一の条件は正直でなければならぬ。あの人には気を許すことができないと言われるようでは、信用は得られぬ。 第二の条件は礼儀を知っていることである。粗暴な言辞、荒っぽい動作では、これまた信用は得られない。 第三の条件は物事を迅速、正確に処理する能力があるかどうかである。頼まれた仕事を催促されるようでは、やはり信用は得られない。
(阪急電鉄創業者:小林一三)

•大きく声を出していつも元気にニコニコしていれば、大抵のことはうまくいく。
(アサヒビール元社長:樋口廣太郎)

・批判は、事が行われている時にすべきである。いつでも事がすんでから批判するくせをつけてはいけない。
(毛沢東)

・「負けました」といって頭を下げるのが正しい投了の仕方。辛い瞬間です。でも「負けました」とはっきり言える人はプロでも強くなる。これをいい加減にしている人は上に行けません。
(谷川浩司九段:プロ棋士・史上最年少名人)

・運の良さというのは実力の一部でね。運がいいだけのような人物に見えても、実はその運を掴むためには、いろいろと日頃の修練をしているものです。逆に運の悪さというのは、一度ならまだしも、二度三度となると、どこか欠陥があるものです。他人に対しては、「あの人は運が悪いから」と同情してもいいけれども、自らに対しては「なぜツキがないか」を検証する姿勢が必要ですね。
(堺屋太一)

・「仕事をずっとやっていると、仕事の効率がいい人とか頭がいい人とかいうよりも、一生懸命さのある人と組んだほうが何よりもほんとうにいい仕事をできる、と分かってきます。真剣にやっている人の仕事は、たとえ未熟だとしても気持ちがいいし、やはり、一目おく価値があります」
(著名な音楽プロデューサー)

浜野製作所はスタッフ(家族)が安定した生活を送るため・スタッフが幸せな 人生を送るために・お客様に喜んでいただける志の高い、最高のものづくりをするために存在する企業です。皆がお互いに協力し切磋琢磨し笑顔あふれる日本一人間関係の良いキラキラした会社にしましょう!

 

良い会社とは・・・

①企業の理念が明確であり
②顧客や取引先、地域社会からの信頼も厚く
③スタッフが生き甲斐や使命感・誇りを持って働き
④どんな環境変化に直面しても雇用を守り
⑤永続して利益を出し続けスタッフに還元し続ける
会社だと考えています。

この様な会社にする為には皆さんの毎日・毎日の心がけや思い・意識・協力が必要です。誰かに任す・誰かがやってくれる・俺は知らない・やらない・・・ではなく自らが当事者・この思いを実現させる一員となって行動して下さい。 各人一人一人の心がけで会社の文化・風土・未来は変わりそして皆さんの将来が変わります。

 

2019年1月7日
株式会社 浜野製作所
代表取締役 浜野慶一


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