今年の3月から配財プロジェクトでは、墨田区内の公立保育園で「配財万華鏡を作ろうワークショップ」を行っております。
墨田区の公立保育園すべてでワークショップをさせていただきますが、その意図などをご報告させていただきます。
そもそも配財プロジェクトは、ものづくりの町すみだで必ず出てしまう工場からの廃材を、価値あるものに加工し、「配財」としてよみがえらせようという趣旨でございます。
いまなお2500もの町工場がひしめく墨田区では、金属やガラス・革・木・繊維・ゴム・プラスチック・紙・・・などなど、様々な材料が加工されています。この狭い地域で、これだけ様々な材料を様々な方法で加工しているのは、世界的に見ても珍しいでしょう。
町工場に限らず、生産活動をすれば廃材は必ず生まれますから、廃材からは、その地域の産業が見えてくるともいえます。
町工場を地場産業としている墨田区ですが、近年、「家業が町工場」という子供は減少しています。体感では、だいたい30~40人に一人といったところです。
墨田の配財を楽しくのぞいてみることで、墨田で生まれ育つ子供たちに墨田の地場産業を知って欲しい、というのが、保育園でのワークショップのほんとうの狙いでございます。
・・・さて、そんな意図とは別に、実はさらに恩恵があるのです。
保育園児むけの説明は、入社して日が浅い社員にやってもらっています。普段は教わることの多い新入社員ですが、子供にも分かるように様々な説明をするために、自分から様々な勉強をしなければなりません。
弊社職員の自主性涵養という側面も非常に重要ですし・・・見てください!弊社職員のこの笑顔!
おかげさまで、活力を頂戴しております!