2014年4月21日、東京中小企業家同友会 文京支部 第36回支部総会にて「逆境の中で生まれた経営理念 〜そして、産学連携で開発した江戸っ子1号〜」のタイトルにて記念講演をさせていただきました。
■講演概要:
深海探査機「江戸っ子1号」の大ニュース。この探査機の開発に共同で携わった(株)浜野製作所は産学連携で世間の注目を浴びている。浜野社長は創業者である父の他界で 1993 年 29 歳で社長に。折しも時はバブル崩壊期で苦難の船出に。2000 年には念願の新工場が完成する 2 か月前、もらい火で工場兼自宅が全焼。火事から立ち直るまでの間多くの方からの恩を頂いた。経営理念の「『おもてなしの心』を常に持ってお客様・スタッフ・地域に感謝・還元し」には、その思いがこめられている。
ここからが浜野氏の真骨頂。仕事がない中、短納期に特化し徐々に取引先を拡大、当初数社だった取引先が現在は 900 社に。
一方で、浜野社長の交友関係は広く、日本中にアンテナが張り巡らされている。その大きな柱が産学連携。大学の教授やゼミとの交流で、多くの学生が同社を訪問。そうした連携の象徴が世界にも例がない深海探査機「江戸っ子1号」の開発。逆境を跳ね返し、産学連携で日本のものづくりの底力を発信する浜野氏の講演に期待下さい。