2013年11月22日、ハンディ型トーチのハイブリッドファイバーレーザー溶接機を導入いたしました。ファイバーレーザーとプラズマアークをハイブリッド化し、従来のTIG溶接の長所を最大限生かした業界初のトーチ式タイプのファイバーレーザー溶接機です。ロボットアーム型の機械に比べ、汎用性に優れ、小ロットの溶接にも簡単に対応できます。
ハイブリッドファイバーレーザー溶接機の主な特徴
- 高い発振効率(YAGレーザーの約10倍)
- 大きな省エネ
- メンテナンスフリーの発振器でメンテナンス費大幅カット
- 完全空冷でチラー不要
- 低いランニングコスト(電気料金の大幅削減、発振器消耗品の不要)
- 優れたビーム品質、高いエネルギー密度
- 装置の小型軽量化で設置が容易
- アークとのハイブリッド化によりビード幅が広く深い溶け込みを実現
ハイブリッドファイバーレーザー溶接のサンプルの一部をご紹介いたします!
- 歪みの少ない溶接を実現(特にアルミの薄板溶接が得意(板厚0.1mm~3.0mm程度))
- 丸みを帯びたビード面・盛り上がりの少ないビード面など製品用途に合わせた溶接が可能
- 高い発振効率により深い溶け込みを実現
- 銅・真鍮・ニッケル・チタン・マグネシウムなどの難材のより歪みの少ない溶接が可能
- ステンレス鋼・炭素鋼・銅・真鍮などの異材溶接が可能
ハイブリッドファイバーレーザー溶接機は従来の溶接の長所を残しつつも、板金加工における溶接の機能や生産性を格段に向上させる革新的な機械です。
この先端機械を用いて、新しい板金加工の溶接世界を創り出してまいります。